若狭彦神社 上社(若狭彦神社)について

霊亀元年9月10日に鎮座された『若狭彦神社』は、現在『若狭彦神社 上社』と公称されています。地域住民からは、今でも古来の呼び名で、若狭彦神社と呼ばれています。

若狭彦神社
若狭彦神社 上社 (若狭彦神社)

御由緒

小浜市下根来白石に鵜ノ瀬というところがある。遠敷川の清流が突き当たって淵をなしている巨巌の上に、先ずは若狭彦神、次いで若狭姫神が降臨されたと伝えられる。この南方 150mの所に創祀の社と伝えられる白石神社がある。その後、永久鎮座の地をもとめて若狭国内を巡歴された末、霊亀元年9月10日に竜前に若狭彦神社、6年後の養老5年2月10日に遠敷に若狭姫神社が鎮座、現在に至っている。

下社は古来、若狭姫神社、遠敷神社(遠敷明神)と称していたが、明治4年、国幣中社に列せられ官祭を仰せ出された後は若狭彦神社下社と公称されるようになった。

御神徳は広大無辺にして、古来より現代に至るまで皇室の御崇敬を始め、庶民一般の信仰が篤く、特に農業・漁業・安産育児、畳・敷物商工業の守護神として信仰が深い。